絶縁脚立や踏台等の耐電圧試験は、「作業者が乗る面と大地に接する面」「支柱を300㎜間隔とその両端（天板と大地に接する面）」の耐電圧試験を行うことが定められています。

　　　　　　　　

現在流通されている絶縁脚立等は支柱と脚キャップのみが絶縁で、天板や踏ざん、リベットなどの留め具はアルミなどの金属が使用されている絶縁商品が一般的です。つまり耐電圧試験クリアするために必要な部分のみが絶縁化されている脚立です。

実際の現場では金属が露出しているため短絡事故が発生する可能性があります。

フィスコでは、本当に安全な踏台をご提供するため、規定以外にも現場使用時に短絡しそうな全箇所を独自で耐電圧試験を行っています。

・ヒンジ間（ヒンジから天板内部に通電し逆側に通電しないか）

・ヒンジの樹脂キャップ（ボルト～樹脂キャップ間は通電しないか）

・ヒンジ裏側ボルト（唯一金属が露出しているヒンジ裏ボルトから通電する箇所は無いか）

　　　　　　　　　　　　

使用上の注意点

• 脚の開閉時にロックピンが、確実に脚を固定していることを確認してからご使用ください。
• 幼児の手の届かない場所に保管し、幼児やご高齢者には使用させないでください。
• ステージの端部に立ったり、身を乗り出して作業をするような使い方は、大変危険ですのでおやめください。
• 最大使用荷重を超えるような使用、滑りやすい場所や傾斜した場所での使用をしないよう注意してください。最大使用荷重とは、ステージに加わる「人・物・ちから」の合計を表しています。
• 転落・転倒事故が目立ちますので、全てにおいて慎重にご使用ください。
• 強い衝撃や最大使用荷重超過による変形、リベットの緩み、またはガタが生じた場合、著しい強度低下の可能性がありますので、すぐに使用を中止して下さい。
• ケガの恐れがありますので、可動部で指を挟まないようにご使用ください。